日常のお茶の智慧あれこれ


 

 あなたは、煎茶派、紅茶派、健康茶派ですか?

 それとも、こだわった外国産のお茶派ですか?

 

 お茶を飲むことは、日本人には欠かせない習慣です。

  誰一人として、お茶を日々飲まない人はいらっしゃらないでしょう。

 

 お茶の種類を選ぶ基準は、いったい何が関係しているのでしょう?

 いつも、買うものは決まっているからですか?

 あくまでも、口にあっているなど、好みの問題ですか?

 それとも、お茶に何か別のものを期待されているからですか?

 

 意外と知られていないのが、お茶の茶葉一つ一つが持つ、隠れた魅力す。

 ただ、お茶を、何気なく飲んでいるだけでは、大変もったいない理由があるのです。

 

 お茶を飲むことで、からだを潤せるだけでなく、からだを健康にもできるのです。

 そればかりか、たった1杯のお茶でも、どんなお茶を、どんな風に、どんな時に飲まれているのかで、からだの不調も、セルフコントロールしていくことさえ出来てしまうのです。

 

 

 お茶の智慧・情報を一から知ることで、貴方が大切にしたい体に、何が出来るか、考えてみましょう。

 

ご存知でないでしょうか?

お茶の茶葉には、それぞれ、食材の性質が決まっています。

性質とは、もともと茶葉がもつ性質のことで、食べて体が温まる、体が冷えるなど直接、五感につながるものです。

生姜の入った紅茶を飲まれた時、お腹が温まる感覚に浸られた方もいらっしゃるでしょう。

ただ、この茶葉の性質そのものを全く意識されずに、口するお茶を選んでしまわれている場合が少なくないようです。

 

お茶の性質、飲む人のからだの相性を、選ぶ第一の基準にする大切な理由

 

食材や茶葉の性質には、寒性・涼性・平性・温性・熱性5つがあります。

寒性とは冷やす作用が強い、涼性とは冷やす作用が弱い、平性とは真ん中で、温めもしない、冷やしもしない。

温性とは温める作用が弱い、熱性温める作用が強い。

 

いかがでしょう?

茶葉に性質があるとは、新しい視点かもしれません。

お茶の茶葉にも、まるで人の性格と同じように、それぞれ性質があるのです。

大変興味深いと、お感じになられませんか?

 

お茶の性質が、飲む人の身体に合っていれば、からだを滋養し、健康につなげていくことが出来るでしょう。

お茶の性質が、飲む人の身体に合っていなければ、どんなに高価な茶葉でも、からだを滋養することはおそらく、出来ないでしょう。

これは興味深くも、薬膳という、中国の長い食の歴史の中で、実証されてきたことなのです。

茶葉の性質を知らずに、ただ美味しいから、ただ、おしゃれだから、ただいつも飲んでいるからと、安易に見過ごしてしまうのはとても残念なことだと、改めて、気づかれたのではないでしょうか…。

 

例えば、身近な茶葉を参考に見てみましょう。

性質、効能など、何一つとして、同じものは存在しないことに気づかれると思います。

 

【温めるジャスミン茶


性質:温性おんせい(からだを温める)

効能①:疎肝解鬱ー肝の気を巡らせ、うつを解消する。

うつ状態・ため息、のどの異物感、生理不順に。

効能➁:理気和中ー気を巡らせ、胃腸のはたらきを整える。しゃっくり、げっぷ、嘔吐・下痢に。

【源草社 中医用語辞典 辰巳洋著参考】

【真ん中の黒豆茶


性質:平性へいせい(温めもしない、冷やしもしない)

効能①滋陰補血ー血を補う。ふらつき、月経不順、顔色が蒼白、不眠、めまいに。

効能➁活血解毒ー血流を改善して、体に害を与える物質を取り除く。水虫、吹き出物に。

【源草社 中医用語辞典 辰巳洋著参照】

【冷やしがちな、はと麦茶


性質:微寒性びかんせい(体を冷やすはたらきが強い)

効能①:利水滲湿ー利尿作用によって、余分な水を排出する。むくみや下痢に。

効能➁:健脾補肺ー胃腸を健やかにし肺の虚弱を補う

咳、痰が多い、食欲の減少に。

【源草社 中医用語辞典 辰巳洋著参考】

【冷やす桑の葉茶


性質:寒性かんせい(体を冷やすはたらきが強い)

効能①疎風清熱ー発汗によって、からだに襲った邪気を取り除く。夏の発熱、目の充血、目やに、鼻水に。

効能➁清肝明目―肝の熱を取り除き、目の不調を改善する。目が赤い、涙、目のかすみ、かゆみなどに。

【源草社 中医用語辞典 辰巳洋著参照】